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宮田 定次郎; 近藤 正樹*; 峰村 隆司*; 新井 英彦; 細野 雅一; 中尾 彰夫*; 清家 康彦*; 徳永 興公; 町 末男
Radiation Physics and Chemistry, 35(113), p.440 - 444, 1990/00
下水放流水の塩素殺菌処理の代替法としての電子線照射法の実用性を評価する目的で、公共下水処理場から入手した放流水を用いて、容量100mlのシャーレによる回分式実験ねおよび小型試験装置による流通式実験を行った。その結果、電子線照射により大腸菌は効果的に殺菌されその効果は放流水のpH、ss、COD、DO及び温度に影響されないことが明らかになった。しかし、殺菌効率は液深の影響を顕著に受け、大腸菌群を99.9%殺菌するのに5.6、及び7mmの液深でそれぞれ0.39、0.40、及び0.44kGyの照射が必要であることがわかった。